2005年の経団連CSR調査結果に基づき、当時の活動実態を要約します。

2005年調査の主なポイント
- 高い関心と体制整備: 会員企業572社のうち、75.2%がCSRを意識した活動を行っており、過半数の企業(52.7%)が専門部署を設置していました。
- 「守り」のコンプライアンス重視: 取り組みの動機は「マスコミ報道・世論(66.7%)」や「不祥事を受けての社内改革(13.3%)」が目立ち、優先分野は将来にわたり**「コンプライアンス(法令遵守)」**が圧倒的トップでした。
- 強力なトップダウン: 活動の**79.0%が「トップダウン」**で行われており、経営層の強いリーダーシップによって急速に拡大した時期と言えます。
- 情報の透明化: 約66%が報告書等を通じて活動状況を開示しており、社会に対する透明性を高める意識が定着し始めていました。
総じて、2005年当時は不祥事などを背景とした**「コンプライアンスの徹底」を主目的とし、組織の形(専門部署)や指針を整える「守りのCSR」の黎明期**であったとまとめられます。
